キョン
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ハルヒと同じく本作の主人公。県立北高校1年5組の男子生徒であり、SOS団団員その1。全作品を通しての語り手でツッコミ役も兼ねる、涼宮ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人。「キョン」というのはあだ名で、彼の叔母が彼の本名をもじって呼び、それを彼の妹が広めたもの。実際の本名は不明。
なお、本人はあだ名で呼ばれることを快く思ってはいない。
もともと子供の頃に宇宙人や未来人、幽霊、妖怪、超能力、悪の組織などといった非日常の存在に憧れていた(ただ、サンタクロースの存在は最初から信じていなかったらしい)が、中学を卒業する頃には、実際にはそんなものはいるわけがない、という認識にほぼ落ち着いていた。
ところが北高に入学して涼宮ハルヒと出会ったことをきっかけに本当に宇宙人、未来人、超能力者と遭遇することとなり、図らずも非日常の存在とともに非日常な出来事に巻き込まれるという日々を送ることとなった。
性格は事なかれ主義で「やれやれ」が口癖。制服のシャツを出した服装が特徴的。理屈っぽくよく愚痴をこぼすが人付き合いは良くお人好しで、慎ましく生きようとする常識人。良くも悪くも平凡だが、限度を超えた自己中心な行動をするハルヒに堪忍袋の緒を切らしたり、いざという時には優れた洞察力や行動力を発揮して問題を切り抜けたり、危機的状況に陥っても冷静でいられるという一面もある。古今東西の故事や歴史、宗教から映画、文学、様々な人物の言動や科学分野の専門用語などを度々引用・暗喩・婉曲表現したり、物事を哲学的に考えたりする衒学家ではあるが、SOS団内で学業の成績は一番悪く、定期試験の結果は赤点ギリギリである。過去に女性と付き合った経験はない(と自覚している)。SOS団の唯一の人間であるがハルヒに何かしら影響ある人物なので機関には重要視されている。
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