静水久 |
夏の海へ海水浴に出かけた優人と緋鞠の前に出現した少女。好きなものは水浴び、和食、相手を煙に巻くこと。嫌いなものは汚水、祭りなどの神事。見かけは10歳ぐらい。緑色のショートヘアー。瞳は赤。語尾に「〜なの」とつけて話す癖がある。
正体は、水を操る妖。水死体のような顔色をしており、常にずぶ濡れの状態(ただし、これらは意識的に普通の人間と同じようにできる)。物質としての身体はあるが、近くに十分な量の水があればまるで変わり身の術のようにその水と瞬時に入れ替わることができる。このため、緋鞠の刀で斬られても平気。舌を長く伸ばすことができ、舌の先端は蛇のように2つに割れている。この舌で液体をなめて、その中に含まれているものを調べることができる。
水を自在に操り
強力な攻撃技を出す。その一方で、清らかな水を使って人間の傷を治すこともできる。周りに水がなくても戦うことはできるが、相手が強敵の場合は髪を身長以上に伸ばして空気中から水分を採取する。
一族は約100年前、「鬼斬り役」十二家の1つ、地走家に皆殺しにされた。そのため鬼斬り役には深い恨みを抱いているがそれは優人が接吻をしたことを知ったときに珍しく動揺したり優人の命を狙ったことを恥じるような発言をしていることから、次第に明確な好意を示しつつある。また海では優人を殺すための刺客として緋鞠と戦ったが優人の言動に気になるものを感じ、いったん退いた。
家事全般が得意(凜子よりも腕がよい)。特にきれい好きで、汚い場所には住みたがらない。裏表がまったくない性格で、隠しごとをすることもない(できない)。
くえすに地走家の末裔・蘭華の存在を知らされて彼女を襲うが、最後には一族の復讐よりも優人達との日常を選択している。
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